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ジャック・ブライマー/モーツァルト・管楽セレナード/ディベルティメント全集(英 DECCA SDDL405-9)
イギリス風のメロウなサウンドに明るくのびやかな音色。
「ロンドン管楽合奏団」は、クラリネットのジャック・ブライマーが主宰していたアンサンブルで、その当時のイギリスの木管の名手を集め、かなり高い水準をキープしています。ブライマーのクラリネットがまた、甚だ良い音を出しており、モーツァルトの、それこそ天から降りてきたとでも形容しようのない旋律を響かせています。
モーツァルトの管楽器に対する扱いの卓越ぶりはいまさら言うに及びませんが、それにしても、特に、比較的新しい楽器であるクラリネットをこの時代にここまで自由に表現できる作品を書いた人はいなかったのではないでしょうか。クラリネット、オーボエ、ホルン、ファゴット。モーツァルトが残した、この一風変わった編成の室内楽は後年の後輩達も大きく刺激されこのジャンルに挑んだくらいに意欲作だった。
FFSS 録音の長所を十二分に享受したと云いたくなるような素晴らしい録音も手伝って各楽器が手に取るように認識でき、またそれらの調和がことのほか美しいことに驚嘆させられます。
「モーツァルト:管楽作品全集 Vol.1 – 5」
セレナーデK.361, 375, 388, ディヴェルティメントK.166, 186, 213, 226, 227, 240, 252, 253, 270, 289, アダージョK.410, 411
作曲家 | モーツァルト |
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指揮者 | ジャック・ブライマー |
オーケストラ/楽団 | ロンドン管楽合奏団 |
録音種別 | ステレオ録音 |
ジャケット状態 | M- |
レコード状態 | M- |
レコード製盤国 | イギリス盤 |
販売価格 | ¥12,000 |
Ace of Diamonds ED4, STEREO 5枚組, Release 1963, Stamper 2W/4W 3W/2W 4W/2W 3W/6W 3W/4W, 解説書付き。